白杖を振動させて赤信号をお知らせ︕ 視覚障がい者の歩行をアシストするAIシステムの実証実験を実施しました
2024年 03月 22日
イノベーションの導入などにより、様々な社会課題を解決し、持続可能で快適なまちづくりを目指すプロジェクト「Fukuoka Smart East」。この取り組みを多くの方々に知っていただくために、2018年より多くの実証実験を支援してきました。 今回は、株式会社マリスcreative designと連携し、視覚障がい者の歩行をアシストするAIシステムの実証実験を実施しました。
<実証実験の内容>
肩部付近に装着したAIカメラにより危険を検知し、白杖に取り付けた機器を振動させてお知らせするシステム「seeker」(開発中)を使用して、視覚障がい者が信号のある横断歩道を渡る実証を行いました。
一般社団法人福岡市視覚障害者福祉協会のご協力のもと、約10名の方に参加していただきました。
<seekerの主な特徴>
・インフラの整備が不要。
・目の前の危険を知らせることができる(ナビではできない)。
・単独で動作可能なスタンドアローンAIを独自開発して搭載しているため、通信障害やクラウド通信による処理の遅れの影響を受けない。
<実施概要>
○日時:2024年3月20日(水曜日・祝日)10時~15時
○場所:JR箱崎駅西口 交差点
○実施主体:株式会社マリスcreative design
○支援主体:FUKUOKA Smart EAST推進コンソーシアム(九州大学、UR都市機構、福岡市、福岡地域戦略推進協議会)
○協力:一般社団法人福岡市視覚障害者福祉協会